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李 成市・劉 傑 編著
A5判 304ページ / 本体 2,800円+税(2015年12月10日発売)
現在5,000名もの留学生が学ぶ早稲田大学。留学生にとっての早稲田大学とは? 留学生の視点から近代日本の大学を検証することは、「真のグローバル化」をめざす日本の大学にとってすぐれて現実的な課題である。この課題に正面から取り組む一書。
工藤 龍太 著
A5判 436ページ / 本体 5,200円+税(2015年11月10日発売)
「合気」とは何か?
日本をはじめ世界に広く普及している合気道。
武道家としての卓抜した技法と敬虔な宗教家としての精神性を併せ持ったユニークな存在である合気道創始者・植芝盛平とその弟子たちによる「合気」の概念の形成と展開を歴史的に検討し、日本の武道における合気概念の独自性を考察する。
小松 寛 著
A5判 346ページ / 本体6,900円+税(2015年6月10日発売)
戦後沖縄の帰属論争を「日本復帰」と「反復帰」との対立構造と捉え、それぞれの主張を整理し、分析し、その共通性と相違を明らかにする。とくに両者の主張における沖縄民族意識(ナショナル・アイデンティティ)およびナショナリズムの様相と変化に着目する。これらの作業を通して、沖縄が日本に復帰した真の要因を明らかにしながら、戦後の日本と沖縄の関係を再解釈し、その再構築を試みる。《日本図書館協会選定図書》
「琉球政府の尖閣問題への対応を論じた章もあり興味深い。タイムリーに歴史を描いた良書だ」2015年6月21日 毎日新聞 「今週の本棚」。
「沖縄の「民族意識」には緊張関係に立つ多様な思いが絡み合っていることを強く意識させられる。沖縄出身の著者は、深刻化する基地問題の中、地道に資料に寄り添う。状況と誠実に向き合う本書が広く読まれることを望みたい」2015年8月2日 読売新聞 「本よみうり堂」にて紹介。執筆者:牧原出(政治学者・東京大学教授)
福島民報社編集局 著
四六判 ハードカバー 476ページ+口絵8ページ / 本体 2,800円+税(2015年2月10日発売)
2014年度新聞協会賞受賞報道を再現。地元紙が被災者の声なき声に耳を傾け明らかになる原発事故がもたらした悲劇、そして再生。《全国学校図書館協議会選定図書》《日本図書館協会選定図書》
白木 三秀 編著
A5判 350ページ / 本体 3,500円+税(2014年9月10日発売)
多様性と複雑性に満ちた諸外国に派遣され、ビジネスを組織しリードする日本人マネジャーの使命は何か? 現地のスタッフは彼らをどう見ているか? いかなるキャリア設計と訓練が必要なのか? アジアのグローバル・ビジネスの現場に密着し大規模に展開された調査から導かれた知恵を伝えます。
北山 夕華 著
A5判 248ページ / 本体 5,400円+税(2014年6月20日発売)
英国の初等・中等教育において取り組まれているシティズンシップ教育。移民の増加、多文化化、グローバル化といった社会状況の中で、子どもたちの生育環境の格差や人種主義は、民主主義社会を担う市民の育成、多様な文化的背景を持つ人びとの連帯という目的を持つ同教育の大きな障害となっている。政策分析と現地でのフィールド調査を通じ、英国における問題克服の取り組みを明らかにする。
近年、格差、移民の増加、多文化化、グローバル化が進む日本社会にとっても、英国の取り組みは人びとの社会的包摂のあり方を省みる重要な示唆となろう。
「文化的言語的に多様な子どもたちがマイノリティの立場におかれ、ともすれば目に見えない抑圧の中で自信を喪失してしまいそうになる日本の学校教育現場においても活用でき、その壁を克服するための実践のヒントがたくさんある」『異文化間教育』2015年42号(異文化間教育学会)に書評掲載。評者:櫻井千穂氏(大阪大学 日本学術振興会特別研究員 日本語教育)
「本書は多元化社会の教育論のすぐれた研究成果の一つとして、一読の価値を有するものである」『教育学研究』第82巻第3号(2015年9月刊)(日本教育学会)に書評掲載。評者:清田夏代氏(南山大学人文学部心理人間学科教授)
福島民報社編集局 著
四六判 ハードカバー 472ページ+口絵8ページ / 本体 2,800円+税(2013年7月7日発売)
地元紙が見た人々の期待と現実。新聞協会賞《2012年度》受賞の執念の報道を再現。
《全国学校図書館協議会選定図書》《日本図書館協会選定図書》
早稲田大学ジャーナリズム教育研究所 編
A5判 314ページ / 本体 2,600円+税(2013年5月25日発売)
日本のジャーナリズムは大丈夫か。ジャーナリストをめざす人々待望のテキスト/プロアクティブに生きる現代人の教養書。
ジャーナリズムの思想と制度と現実を示すために,その直面する厳しい課題と重畳する困難を直視し,多くのジャーナリストの真摯な行動を紹介しつつ,豊かな知識の学究と現場で格闘する記者たちとが,いま問われる使命達成のための揺るぎない視点を,クリアカットに提示する。熱血15講。
既刊「エンサイクロペディア現代ジャーナリズム」の姉妹編。
《全国学校図書館協議会選定図書》
【教科書・参考書指定】 早稲田大学オープン教育センター
「今、ジャーナリズムが直面している課題と困難を理解するのにとても参考になる。(中略)本書の目的は『メディア批判』ではない。ジャーナリズムが役割を果たし、ジャーナリストの存在が輝いている場面を伝えることである。」
2014年3月2日 琉球新報・高嶺朝一
「本書は学生や記者の『教科書』を超えて,ジャーナリズムの視点がいかに社会に必要で,なおかつ重要であるかをも教えてくれる。」
2013年10月5日 沖縄タイムス・与那嶺一枝
「ジャーナリストを目指す人たちに贈る一冊。(中略)一般書としても活用できる。」
2013年7月6日 福島民友
山本 美香
四六判 320ページ / 本体 1,800円+税(2013年03月31日刊行)
人々の生と死を取材し自らの使命を問いつづけ,凶弾に斃れた女性ジャーナリスト最後のメッセージ。2012年春,早大での講義記録。
《全国学校図書館協議会選定図書》《日本図書館協会選定図書》
【教科書・参考書指定】 立教大学社会学部
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館 逍遙協会 編
A5判 全6巻 3,100ページ / 本体 120,000円+税(2013年3月発売)
明治・大正・昭和という時代の息づかい。
近代日本文化,芸術のパイオニアとして文学,演劇,芸術一般に数多くの業績を遺した坪内逍遙(1859-1935)。
その作品執筆の意図,創作の過程,シェイクスピア翻訳に向ける情熱,門下生との交流,講義の準備の様子や家庭での様子などを伝える176人へ宛てた約2,500通の書簡(未公開・未翻刻書簡多数を含む)を収録。
日本の近代文化・社会を検証する第一級の資料がいよいよ刊行。
【特徴】
1. 朝河貫一,小泉八雲・節夫妻,河竹繁俊,島村抱月,野間清治など各界で活躍した人々に宛てて坪内逍遙が書きつづった,貴重な書簡2,197通(未公開または未翻刻のもの多数)を50音順に収録(第1巻~第5巻)。
2. 『芸術殿』(国劇向上会月刊機関誌。1931年5月から1936年3月に刊行)掲載の293通の書簡に,最新の人物解説を付して再録(第六巻)。
3. 各巻巻頭にカラー口絵,本文中にも逍遙直筆の書簡や図画等豊富な図版を掲載。逍遙の人柄や,当時の雰囲気を伝えます。
4. 演劇研究家・故河竹登志夫氏ほか逍遙を敬愛する13名が寄稿。
5.「永久保存版」にふさわしい堅牢美麗な造本・装丁。全6巻を一つの函にお入れしてお届けします。
【おすすめします】
大学図書館・研究室/学校図書館/公共図書館/文学館・博物館/芸術関連団体/関係自治体施設・機関・企業などの貴重な所蔵図書として/日本近代文学,英文学,演劇,歌舞伎,美術,日本近代史など文化・思想全般にわたる研究者・愛好者必読の資料に
【発売・お問い合わせ先】
紀伊國屋書店 電話: 03-6741-9879 FAX:03-6420-1356(営業企画部販売促進課)