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歴史・哲学

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写真:中野武営著作集

石井 裕晶 編

A5判・上製函入り 口絵4ページ 本文1076ページ / 本体 18,000円+税(2017年1月15日発売)

 明治・大正の政財界で活躍した立志伝中の人物、中野武営(なかの・ぶえい)。
 明治21年、愛媛県会議長として香川県の独立を成功させたのち、香川県議会議員、衆議院議員、東京市会議長を務める。
 政治家として活動する一方、東京株式取引所(現・東京証券取引所)理事長、東京商業会議所(現・東京商工会議所)会頭に就任し、実業界において大正デモクラシーをリードした。
 香川新報社(現・四国新聞社)、百十四銀行、高松電灯(現・四国電力)、高松商業会議所(現・高松商工会議所」)といった香川県の有力企業のほか、日本興業銀行(現・みずほ銀行)、明治神宮、理化学研究所の創立に関わる。そのほか、関西鉄道(現・JR東海)社長、東京馬車鉄道(現・東京都交通局)取締役、小田原電車鉄道(現・箱根登山鉄道)社長、日清生命保険(現・T&Gフィナンシャル生命)社長、東洋製鉄株式会社(現・新日鉄住金)社長、田園都市株式会社(現・東京急行電鉄)初代社長も務める。
 本書は、中野が新聞・雑誌などに発表した論文、自伝、処世訓を、味わい深い当時の資料の姿をいかしつつ掲載、知られざるその人物像に迫る。明治・大正期の政治・経済史を知るうえで欠かせない資料集。

推薦のことば
「石井裕晶氏は中野の研究者として知られ、『制度変革の政治経済過程』(早稲田大学出版部)で、中野も関わった明治・大正期の営業税廃税運動の論理を極めて緻密に提示した。本書の各章冒頭の解説は、この成果を活かした新鮮な中野小論である。また、収集資料を通して中野の姿が生き生きと浮かび上がる。中野は大隈重信と渋沢栄一を支え、彼らから学び、非植民地・貿易立国論を体現、都市経営にも尽力した。日本近代史研究、とりわけ大隈・渋沢研究等に必読の本だ。」京都大学教授・伊藤之雄氏
「明治から大正にかけて、日清・日露の大きな戦役を経ながら産業国家として発展していったわが国を支えた男の生き様を蘇らせてくれる著作集。中野武営は、高松藩士の家に生まれ、武士としての矜持を持ちながら実業に政治に縦横無尽に活躍した。営業税撤廃といった実業界発展の運動の一方で陸軍の過度な拡大には反対の論陣を張った。また、日米・日清間の親善に務めた。経営者、政治家だけでなく、若い人に広く読んでもらいたい本。」第一生命経済研究所特別顧問・松元 崇氏

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写真:長沙走馬楼呉簡の研究

谷口 建速 著

A5判 384ページ / 本体 5,500円+税(2016年11月15日発売)

 1996年、中国湖南省長沙市市街地中心部の建築現場で発見された古井中から、総計14万点にのぼる簡牘群(走馬楼呉簡)が出土。この簡牘群は、三世紀(三国呉初期)の長沙郡臨湘侯国に関わる行政文書であった。走馬楼呉簡の地方穀倉や庫に関する記録や簿を主な史料とし、三国呉初期の地方財政制度の構造の解明を試みる。

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写真:柔道整復師

湯浅 有希子 著

A5判 274ページ / 本体 4,000円+税(2016年6月10日発売)

 江戸時代から平成にかけての医療および医療制度の分析を通じて、明治以前の「接骨」から大正以降へ続く「柔道整復」への形成過程を明らかにする。柔道整復師の成立に大きな影響を与えた天神真楊流柔術の医学理論および同流柔術家による政治活動のほか、日本柔道整復師会の活動にも言及する。

 「本書は、天神真楊流柔術および江戸から平成に至る接骨・柔道整復の医療、制度について、約10年にわたる著者の研究をまとめた歴史書である。『日整六十年史』をはじめ、先人の業績を縦横に博引しながら、自らの見解を新たな柔術伝書、図版、手記、議事録等の実証的な史資料で明解に示し、丹念に分析している。一般にはほとんど知られていない柔道整復の歴史を詳細に描出した労作であり、柔道整復師の手引書として有用な一冊である」公益社団法人日本柔道整復師会会長 工藤鉄男

 「柔道整復の未来を語るうえでも、知っておきたい歴史を多くの図版とともに分かりやすく解説。」『医道の日本』2016年9月号(医道の日本社)の新刊紹介欄にて紹介。

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写真:中世ヨーロッパの異教・迷信・魔術

野口 洋二 著

四六判 200ページ / 本体 1,800円+税(2016年5月7日発売)【電子版あり】

 近年、欧米を中心に、研究領域の著しい広がりを見せている中世の宗教的歴史。最近の研究は、教会や教会制度の歴史、宗教的実践や信仰についての聖職者による公式な見方ばかりでなく、民衆の信仰心や聖人崇拝、異教的伝統や魔術や迷信、幻想や奇跡なども取り上げて検討されている。
 本書はこうした中世の宗教的歴史に関する世界的潮流にのっとり、年代記や教会会議の決定、贖罪規定や勅令や聖人伝、迷信や魔術を批判するさまざまな論説、教令集や聴罪司祭手引書や神学的著作などを通じて、中世ヨーロッパにおける異教的伝統や、それに基づく信仰や慣習が、いかなる時期に、いかなる地域に存続していたか、またこうした異教的伝統に教会がどのように対応したかを明らかにするものである。

※こちらの書籍の機関向け電子版は、丸善雄松堂Maruzen eBook Library にて、購入することができます。詳細は同社ホームページをご覧ください。
 また、個人向け電子版については、丸善雄松堂の冊子・電子書籍販売サイト「Knowledge Worker」にて購入することができます。詳細は同サイトホームページをご覧ください。

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写真:中世ヨーロッパの教会と民衆の世界

野口 洋二 著

四六判 182ページ / 本体 1,905円+税 【電子版あり】

 中世前半期のヨーロッパでは、「贖罪規定書」と呼ばれる、罪を償う方法を示した手引書が数多く作られ流布していた。それには、殺人、偽誓、近親相姦、偶像崇拝、窃盗、不倫などの重大な罪から、非情な態度、教会でのマナー違反、セクハラ、風呂場で女性の裸を見ることなどの微細な罪にいたるまでのさまざまな罪と、それにたいする償い(パンと水による断食)が、具体的かつ詳細に述べられている。本書は、11世紀初頭に編纂された、その代表的で最も包括的な規定であるヴォルムス司教ブルカルドゥスの規定を取り上げ、それをつうじて、この時代の重大な罪の種類や、民衆教化にたいする教会の政策的意図などを検討するとともに、これらの規定から読み取れる当時の民衆の生活や思考、文化などの一面を明らかにしようと試みている。巻末には、この規定の「試訳」が付されており、史料に直接触れることによって、歴史にたいする興味をより一層深めることができるであろう。

※こちらの書籍の機関向け電子版は、丸善雄松堂Maruzen eBook Library および紀伊國屋書店Net Libraryにて、購入することができます。詳細は各社ホームページをご覧ください。
 また、個人向け電子版については、丸善雄松堂の冊子・電子書籍販売サイト「Knowledge Worker」にて購入することができます。詳細は同サイトホームページをご覧ください。

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写真:前漢国家構造の研究

楯身 智志 著

A5判 656ページ / 本体 7,400円+税(2016年3月5日発売)

 前漢の皇帝は、爵位の賜与・剥奪を通じて、領域内に居住するあらゆる人々を上は諸侯王から下は刑徒に至るまで一つの秩序体系、「爵制的秩序」の下に序列化していた。
 皇帝はいかなる意図の下で、どのような基準で人々を「爵制的秩序」に組み込んでいたのか。前漢における「爵制的秩序」の内部構造とその変化の背景を、とりわけ前漢前半期における「郡国制」から「実質的郡県制」への転換過程に注目しつつ検討する。

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写真:留学生の早稲田

李 成市・劉 傑 編著

A5判 304ページ / 本体 2,800円+税(2015年12月10日発売)

現在5,000名もの留学生が学ぶ早稲田大学。留学生にとっての早稲田大学とは? 留学生の視点から近代日本の大学を検証することは、「真のグローバル化」をめざす日本の大学にとってすぐれて現実的な課題である。この課題に正面から取り組む一書。

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写真:近代武道・合気道の形成

工藤 龍太 著

A5判 436ページ / 本体 5,200円+税(2015年11月10日発売)

「合気」とは何か?
日本をはじめ世界に広く普及している合気道。
武道家としての卓抜した技法と敬虔な宗教家としての精神性を併せ持ったユニークな存在である合気道創始者・植芝盛平とその弟子たちによる「合気」の概念の形成と展開を歴史的に検討し、日本の武道における合気概念の独自性を考察する。

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写真:近代日本の国家政治

堀 真清 著

四六判 ハードカバー 389ページ / 本体 2,800円+税(2015年10月5日発売)

❝やむなく機先を制す❞――。
自衛という美名のもとにアジア各地への侵略をくり返した日本。
その時、為政者・知識人・民衆は何を考え、どう行動したのか。
海外への軍事行動を可能とする政策が推し進められている今、私たちは歴史から何を学ぶべきか。
350点にも及ぶ文献・史資料に残された当事者の発言をもとに、ファシズム研究の第一人者が書き下ろしたもう一つの日本政治史。
中国・韓国でも翻訳出版決定。

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写真:近代日本語の起源

孫 建軍 著

A5判 324ページ / 本体 3,700円+税(2015年9月5日発売)

 17世紀以来、西洋文化の受容過程に誕生した新漢語は、現代中国語と日本語の共通財産である。「洋学」「国際」「英国」「米国」「露西亜」「大統領」「国会」「民権」「義務」など、日本の幕末維新期に成立した社会科学用語を対象に、漢訳洋書の影響を踏まえながら、その形成過程における新漢語発生のメカニズム、伝播のルート及び定着の過程を分析する。西洋文化の受容における日中の相違を解明した一書。
 本書の特色として、従来注目されなかった漢訳洋書『致富新書』の日本における翻刻版と、同書の翻訳版『致富新論訳解』の分析が挙げられる。また、西洋人宣教師が幕末維新期の啓蒙知識人との交流などを通じて、東アジアにおける近代知の空間形成に触媒的な役割を果たしたことを明らかにした点も、先行研究にないユニークな特徴の一つである。

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