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Ayako Yoshino 著
A5判 296ページ / 本体 6,500円+税
The first-book length study of English historical pageantry looks at the vogue for pageants that began when dramatist Louis Napoleon Parker organised the Sherborne Pageant in 1905.
上野 和昭 著
A5判 576ページ / 本体 9,800円+税
江戸期における京都のアクセント体系および室町期以降のアクセントの変遷について、平曲譜本をはじめとする豊富な資料をもとに明らかにした大作。
第30回新村出賞受賞。
飯山 知保 著
A5判 464ページ / 本体 8,900円+税
6世紀末に端を発し11世紀に制度的に確立した科挙制度は、万人に開かれた栄達の道として、広範な地方知識人層=「士人層」を生み出し、中国社会を規定しつづけてきた。その科挙の歴史の中で絶えず問題とされた南北格差はいかに生まれ、どのような文化的・社会的・経済的意味を持ってきたのか。中国史研究のこの大きなテーマに対し、多くの民族=征服者との接点をなした華北社会の独自の姿に注目し、特に12~14世紀の金代やモンゴル支配の時代に焦点を当てて、南方の漢人社会とは異なる実像を描こうとする雄大な研究。広範な碑刻史料を渉猟し、新しい大量の文献史料を収集・精査して、宋代以降の中華地域における金元時代の意義を問う力作。
青木 雅浩 著
A5判 440ページ / 本体 8,200円+税
モンゴルにとって1921~1924年は、その後現代に至るまでのモンゴルの基盤がつくりあげられた重要な時期である。この重要な時期に外モンゴルで発生した数々の政治事件について、気鋭のモンゴル近現代史研究者が、モンゴルおよびロシア現地で収集した豊富な史料をもとにその真相を明らかにするとともに、モンゴル近現代史において重要な意義を持つ外モンゴルとソヴィエト、コミンテルンの関係の本質について考察を加えた意欲作。
平成23年度・第6回樫山純三賞受賞。
内田 悦生・下田 一太(コラム執筆) 著
A5判 口絵(カラー)12ページ 本文268ページ / 本体 6,100円+税
アンコール遺跡では、石材が遺跡建造に関する多くの重要な謎を語る。文化財科学による最新の調査・研究成果をわかりやすく解説するほか、建築学の視点からみた遺跡にまつわるコラムを掲載。専門家のみならず、一般の読者が世界遺産を堪能するための必携書。
【『早稲田学報』1191(2012年2月号)(早稲田大学校友会)の「本と本棚」に書評掲載。評者:松井敏也氏(筑波大学大学院世界遺産専攻准教授)】
五十嵐 誠一 著
A5判 510ページ / 本体 8,600円+税
アジア諸国のなかで、いちはやく民主主義体制への移行を果たしたフィリピン。その移行過程においては、市民社会が重要な役割を果たした。民主主義体制への移行過程において、市民社会はどのような役割を果たし、その実態はどのようなものであったか、また市民社会はいかなる手段で民主主義の定着・発展過程に貢献してきたのか。他のアジア諸国との比較も意識しつつ、市民社会の視座から民主化および民主主義の問題を改めて問い直した若き研究者の意欲作。
第10回日本NPO学会優秀賞受賞。
佐藤 洋一 著
A5判 456ページ / 本体 9,300円+税
かつてロシア人はもとより、中国人、朝鮮人、イギリス人、そして日本人等が居住した国際都市ウラジオストクの内部事象の特質を研究。これからの日露両国の交流や相互理解を考える。
【『早稲田学報』1188(2011年8月号)(早稲田大学校友会)の「本と本棚」に書評掲載。評者:中屋菊次郎氏(建築史家)】
鈴木 勘一郎 著
A5判 272ページ / 本体 5,500円+税
「コーディネーション」「モチベーション」と並ぶ第3の組織機能として「アライメント」を提示するとともに、この機能が実際の企業組織においてどのように機能しているかを企業アンケート調査から得られた独自のデータをもとに実証分析する。理論的研究と実証的研究の両面から日本的経営のあり方を考察し、新しい組織モデルとして「組織アライメント・モデル」を提起した意欲作。
Darren G. Lilleker 著、谷藤悦史 監訳
A5判 304ページ / 本体 3,500円+税
政治とメディアの関係と相互作用を理解するための基本的で重要なコンセプトを選択して解説。今日の政治世界への理解を深めたい,政治コミュニケーションについて知りたい人々への導入書。
【教科書・参考書指定】早稲田大学政治経済学部
中逵啓示
A5判 461ページ / 本体 5,400円+税
国際社会において、今や政治的にも経済的にも「超大国」となった中国。しかし、この巨大な隣人が国際自由貿易体制へのデビューを果たすまでには、さまざまな紆余曲折を経なければならなかった。気鋭の国際政治経済学者が、中国WTO加盟に至るまでの過程を、鍵となった米中交渉を中心に追究した力作。